世界をゆるく

世界一周中。毎日の記録を、まるでアイドルが今日の撮影はとても楽しかったというブログの記事をあげるがごとく書いていくやつです。

トイレの神様 ちょっと汚い話になるので、必要な人のみ閲覧を

神様は見ています。私は、トイレの神様に愛されているようで、大事な時にお腹を壊します。

 

 今回もベトナムでダブルの部屋からドミに移動するときに限ってお腹を壊しました。

 

 思えば日本でも、トイレが無い夜行バスに乗る日や、修学旅行の引率などの大切な日に限ってお腹を壊しています。

 

 そしてそのようなことを書いていて、今思い当たりました。これは決してトイレの神様に愛されているからではなく、単に私の胃腸がプレッシャーに弱いだけなんじゃないだろうか。

 

 「今からお前はトイレを自由に使えなくなるぞ」という私の脳からのプレッシャーにより、私の胃腸は壊れているのではないか。

 

 だとすれば、今回の件も非常にうなずける。だって、これはお腹にまずいぞというものを食べた記憶がない。しかも、量に差はあれど妻とはほぼ同じ食事内容。妻がいたって普通のトイレライフを送っていることを考えると、もはや私の胃腸がプレッシャーに耐えかねて壊れているだけ。

 

 優しく言い聞かせてあげることにしよう。

 

「心配するな。トイレは使えるぞ。最悪の場合ドミの横の爆音のクラブにでも駆け込んで、フォー(ベトナム料理の方ではない)とか言いながらどさくさに紛れてトイレを使えば大丈夫だからな。」

 

 

 そんなこんなで、本日はお腹の調子が悪く予定していたハロン湾行きを延期して特に何も無い一日を過ごしたのです。

 

 それにしても海外のトイレ事情には驚かされる。いや、逆にこれは日本のトイレ事情に驚かされると言ってもいいかもしれない。海外のトイレは

 

紙が無いのは当たり前

ウオシュレット?何それ?美味しい?の世界

利用にお金が必要

下手すると座るためのカバーがついていない

なのに結構混んでいる

 

なんてことはざらなのだ。

 

 日本の若者よ。和式だからできないなんて言っている時点で君はワールドワイドじゃないんだよ。

 

 海外のトイレを使うことで私のサバイバル能力は日々高まるばかりである。

 

●まず便座が無い

 

①空気椅子方式 これで何度か死線をくぐり抜けた。私の脚力は中学校バスケ部員のそれと比べても遜色内程度に鍛え上げられただろう。

 

②便器の上に立ちうんこ座りでなんとかする。これにより私は日本のトイレでは普段目にすることのできない高みからの光景を目にすることができた。

 

●次に紙が無い

 

 これに関しては、東南アジアでは解決法が示されている。高級なトイレであれば、ウオシュレットは無くとも、トイレの横に超水圧シャワーがある。浴びるシャワーはあれだけ水圧問題に悩まされるにも限らず、なぜかこのお尻洗いシャワーはおそろしいほどの高圧である。しかも広範囲を直撃するため、とりあえずびしょびしょになる。

 そして、一般的なトイレでは横に水と桶が用意されている。これは、勢いの面ではおシャワー(お尻シャワーの略)に負けるが、範囲面では負け知らずである。もれなく足までびちょびちょになる。

 ただ、東南アジアの方がトイレから出てきてずぼんびちょびちょで歩き回っているのを私は見たことがない。私くらいのものである。ということはこれに関してもなんらかの解決方法があるはずである。どなたかご教示いただけるととてもありがたい。

 

●利用するとお金がかかる

 安価ではあるが、たまに財布を持たずトイレに駆け込もうとした時は最悪である。財布を取りに戻る猶予は私には残されておらぬ。というか、財布を持っていてもお金を払う時間を私は持っておらぬ。一刻も早く大便器に駆け込まねば!!

 ただ、これにおいてはみんな理解が良い。「あかんねん」という顔をしているとトイレ前の徴収係の人は無言でうなずいてくれる。そのうなずきには「お金は後で良い。とりあえず、お前は今お前のやるべきことに全力を注げ」との言葉がみてとれる。

 これこそが、言葉の壁を越えた世界で一番のコミュニケーションである。

 

 もちろん、トイレから出た後、私は

「あなた様のおかげで大事に至らずにすみました。あなたは本当に命の恩人です」といった気持ちを込めた笑顔でお金を渡すのである。

 

 

うん。そう思うと、日本のトイレ事情はもちろん素晴らしいが、海外のトイレ事情も悪くない。そんなことを書いていると先ほど優しい言葉をかけた私の胃腸が泣き言を言い始めた。

 

おやすみなさい。